2019.08.26事務局

「第69回全国高等学校PTA連合会大会」報告

8月22・23日、京都市に於いて、全国高等学校PTA連合会大会京都大会が開催され、高畑校長・中野PTA会長をはじめ総勢8名で参加しました。

初日は分科会に分かれ、「『よくできる』とはどういうことか～大学は、自分の可能性を見つける場である」というテーマのもと、基調講演とパネルディスカッションが行われました。京都産業大学生命科学部教授、京都大学名誉教授である永田和宏氏より、高校までが「学習」であり大学からは「学問」となる、決して答えは一つではなく、複数あることを学ばなければならないというお話がありました。
2日目は、日本電産株式会社代表取締役会長であり、京都先端科学大学等運営する学校法人永守学園理事長永守重信氏を迎え、「学校教育・家庭教育に思うこと」と題し記念講演がありました。

永守氏は1973年28歳で従業員3名からスタートし、日本電産株式会社を現在資本金878億円、従業員14万人（43か国、グループ327社）と大幅な成長を遂げ、「世界No.1の総合モーターメーカー」に育て上げました。「情熱・熱意・執念」という座右の銘のもとリーダーシップを発揮し、人材の採用、育成、活性化にも他社と違うユニークさを持ち、学歴・社歴・年齢・性別などを問わない人事体制のもとで急成長させ、多方面からも注目されています。日経ビジネスが行った「社長が選ぶベスト社長」ランキング1位にも選出された永守氏のオーラに、聴衆は惹きつけられっぱなしでした。
企業において、会社を成長させる秘訣は

1.語学教育

2.専門教育

3.人間教育

以上３つが重要であり、大学教育もこの３つを柱にして社会に通用する人材育成を京都先端科学大学で実践しており、5年以内に大学世界ランキング199位以内（200位以内は東京大学、京都大学のみ）を目指しているとのこと。
今年後期高齢者となった永守氏ですが、あと50年人生設計プランをたてているそうで、125歳まで活動を宣言された迫力あるお姿に会場は拍手が鳴りやみませんでした。