2019.08.06事務局
大分県高等学校PTA連合会大分地区研修会参加報告
令和元年年8月4日(日)、「こころとからだのバランスを整える~新しい時代を生き抜くために~」をテーマに「令和元年度大分県高等学校PTA連合会大分地区研修会」が各高校PTA会員約300名参加のもと、大分県教育会館多目的ホールに於いて開催されました。
開会式に続いて、大分西高等学校演劇部による演劇が行われました。高校生のこころに内を表現した創作劇に参加保護者引き込まれました。
次に、全体会では医療法人善慈会大分丘の上病院理事長・院長帆秋善生氏より「今の子どもの心の問題と心の病」という演題にて、講演がありました。長年多くの不登校生徒に接してさまざまな療法に取り組んでおり、保護者は心の問題の早期発見のためには、「発言よりも行動に真実がある」と下記のうち3つ当てはまれば、まずは学校の先生に相談するようにということでした。
①成績が急に悪くなる。
②遅刻、早退、欠席が多くなる。
③ファミコン、ゲームなどの中毒になる。あるいはとても好きだったものに急に興味がなくなる。
④仲間から孤立する。
⑤他人の言動を気にする。
⑥態度が落ち着かなくなる。
⑦口数が少なくなる。
⑧考え込む。
⑨ささいなことで怒り反抗する。
⑩動物を虐待する。
また治療をするにあたり、完全にうつ病であると診断された場合、「うつ病は必ずしも薬物療法は必要としていないが、統合失調症や双極性障害は脳の障害が起きており薬物療法が必要なので、しっかりした診断が重要である」と提言しました。参加者皆が熱心にメモをとり、質疑応答も行われました。
午後からは、鶴崎工業、舞鶴高校、大分西高校各PTAからの活動報告がありました。